矯正の期間を自分で短くする3つのコツと治療法

ガタガタの歯並び

 

 矯正の治療期間は長いようだけど、どのくらいかかるのかなぁと不安に思っていませんか? ここでは、5つの矯正の治療法とその期間について紹介します。そして、その期間を自分で短くするコツも紹介しますので、ぜひ、実践してください。また、治療法によって期間を短くすることもできますので、治療法を選ぶ際の参考にしてください

 

 

1.5つの矯正治療法とその治療期間

1.表側矯正

 最も一般的な矯正の治療法です。全ての歯の表側にブラケット(金属製、セラミック製など)をつけ、ワイヤーを入れ歯を動かします。治療期間は症状によりますが、通常は1年から3年程かかります。治療期間はその方法や矯正医の考えにより大きく異なります。短期間で治療する方法であれば、現在では1年未満の期間で終了することも珍しくないです。

2.裏側矯正

 歯の裏側にブラケットをつけて、ワイヤーを入れて歯を動かします。治療期間は症状によりますが、1年半から4年程かかります。

3.マウスピース矯正

 マウスピース矯正にはいくつかの種類があります。比較的軽度の症例に適応されます。毎日20時間程度マウスピースを自分で装着することで、マウスピースの型に沿って歯が動きます。期間は1年から3年程かかります。

4.部分矯正

 全ての歯を動かすのではなく、一部の歯にのみブラケットをつけて矯正します。奥歯の噛み合わせには問題がない軽度な症例が適応で、数本の歯のみを動かします。期間は半年から1年程かかります。

5.外科矯正

 顎変形症や骨格性下顎前突症などで骨格的に大きな問題がある場合は、全ての歯にブラケットをつけて、矯正した後に外科手術をし、その後に再度、矯正します。期間は2年から3年程かかります。

2.自分でできる期間を短くする3つのコツ

 矯正治療開始時に治療期間1年という予定であっても、様々な理由で長引いてしまうことがあります。なぜか「歯が動きにくい」という理由の場合は、自分ではどうしようもありませんが、自分で期間を延ばさないようにできるコツがあります。

1.歯磨きをしっかりする

 矯正治療中に虫歯になってしまうと、矯正を中断して、虫歯の治療をすることになってしまい、矯正治療期間が長引いてしまいます。また、毎食後に磨いていないと歯肉炎になってしまい、歯肉が腫れてブラッケットが歯肉に埋まってしまい、矯正がスムーズにできなくなります。日々の歯磨きが治療期間を短くするコツです。

2.予約日や時間を守る

 矯正治療の場合、月に1回程のペースでワイヤーの調整をします。つまり、1ヶ月後にはそのワイヤーでは歯の移動は済んでいるわけですから、そこでワイヤーを調整や交換しないと、歯がそれ以上は動かないということです。1ヶ月以上経ってしまうと無駄な時間を過ごすことになります。

 また、そのステップに応じて、30分から1時間という長い時間の予約をとっていますので、遅れてしまうと、その日に予定されているワイヤー調整や交換ができません。これも時間の無駄につながります。ですから、予約日と時間厳守は治療期間の短縮にとても重要です。

3.ゴムかけやマウスピースなどの装着を指示通りに行う

 状況に応じて、自分でゴムをかけてもらうことがあります。ゴムをかけている時間が短いと予定通りに歯は動きません。また、なかには一生懸命すぎて、ゴムを指示されたもの以上にかけてしまう方もいらっしゃいます。ゴムの力は強すぎるとかえって歯が動かなくなったりしますので、説明された通りにしてください。

また、マウスピース矯正の場合は、自分で装着しなければ歯は動きません。毎日、決まった時間装着することが、期間短縮につながります。

3.矯正法により期間を短くするコツ

1.部分矯正の場合

 全ての歯にブラケットを付けるのではなく、数本の歯だけを動かします。上の歯だけ、あるいは下の歯だけを矯正することが多いので、期間は短くて済みます。しかし、奥歯の噛み合わせに問題がなく、歯の移動も少ない軽度な症例に限られます。

2.矯正と歯のかぶせ物(クラウンなど)の治療を併用する場合

 全ての歯にブラケットをつけて矯正しますが、虫歯の治療済の歯がある場合には、矯正の後にそれらのかぶせ物を作り直して、噛み合わせを作ることで、矯正の期間が大幅に短くなります。矯正だけでは、微妙な噛み合わせの調整に多くの時間がかかりますので、虫歯の治療済の歯が多い大人の場合には、とても有効な時間短縮になるのです。

 4. まとめ

 矯正の治療期間はその症状や治療法によって様々です。自分でできる期間を短くするコツを実践してもらえば、矯正はスムーズに進むはずです。また、虫歯の治療済の歯が多い方は、矯正とかぶせ物の治療の併用で、矯正の治療期間をかなり短くすることが可能です。期間が長いからと諦めないで、矯正をする際の参考にしてください。